この記事は「FP3級の勉強方法」と「オススメ参考書」がわかる記事です。
・FP3級のオススメ参考書が知りたい
もくじ
わたしがFP3級を受験した理由
わたしがFP3級を受験しようと思った理由は2つあります。
1つ目は「お金の大学」を読んだこと
2つ目は「お金の知識を体系的に知りたかった」ことです。
理由① お金の大学を読む
2021年のビジネス書のベストセラーとなった「お金の大学」を読みました。
むちゃくちゃ勉強になりました!けど、こんな気持ちにもなりました。
「わたしお金のこと知らなすぎなんだけど…。」
本当に知らなすぎてびっくりしました。
「人生100年」と言われている時代を生きていくには「お金の知識は不可欠だ」と思い受験を決意しました。
理由② お金の知識を体系的に知りたい
アラサーとなり、子供も授かり、自分以外にかかるお金が次第と増えてきました。
子供の教育費や保険についてなど調べる毎日。
あるサイトでは保険は不可欠と書いてある。とあるサイトでは国の制度が整っているから保険は不要と書いてある。わけわかめ。
「最低限の知識がないと良い選択はできない」と感じました。
体系的にお金の知識を得ることができるFP3級の受験を決めました。
FP3級の資格の価値はほぼゼロ
少し蛇足になりますが、FP3級は資格としての価値はほぼゼロです。
FP3級をとって年収が上がるということはありません。
なので、お金の知識を勉強したいだけなのであれば、FP3級の参考書で勉強して試験は受けないというのはアリだと思います。
しかし、わたしは試験がないと勉強ができないタイプなので、自分に鞭を打つためにFP3級の受験を決めました。
FP3級試験とは
FP3級の概要について簡単にお話しします。
FPは「FP協会」と「きんざい」の2つの団体によって運用されています。2つの試験はどちらを受験しても認められる資格の価値は同じになります。
FP協会ときんざいの違い
FP3級の試験は、学科(午前)と実技(午後)の2つに分かれています。学科はFP協会もきんざいも同じ問題ですが、実技の内容が異なります。
一般的にFP協会のほうが簡単で、きんざいの方が難しいです。
特にこだわりがない方はFP協会の方の受験をオススメします。わたしもFP協会のFP3級を受験しました。
FP3級の実技について
実技というと面接をイメージしますが、面接はありません。
どちらも業務を想定した内容のマークシート形式の問題となっています。
なので面接試験はありませんので安心してください。
試験日程
試験は毎年3回1月・5月・9月です。
FP3級の受験資格はなく、だれでも受験することができます。
FP3級の勉強法について

お金の知識がほぼゼロの人がFP3級に合格するための方法についてお話します。
勉強時間について
合格するために必要な勉強時間は30~100時間と言われています。
スタディプラスで勉強時間を記録すると、合格までの勉強時間は58時間12分でした。

わたしは国民年金と厚生年金の違いすらわかりませんでしたが、約60時間で合格することができました。
「1週間で合格!」のような記事を見かけますが、1日10時間勉強できるひとは、1週間でも可能だと思います。1日2時間まで勉強できるひとは1か月で合格可能だと思います。
また、勉強時間はその人のバックグラウンドに左右されます。銀行や保険に関する仕事をしていれば、かなりアドバンテージがあると思います。
勉強時間に関しては「50時間前後」と考えておけばOKだと思います。
みんなが欲しかった!FP3級の教科書

オススメの教科書は「みんなが欲しかった!」シリーズです。ネットでも一番評判がよく、解説もわかりやすいです。
基本的にカラーなので、初心者でもわかりやすいです。
教科書の使い方
教科書の使い方についてお話します。
勉強方法はこれがおすすめです。
①教科書を読む
②各章ごとの問題を解く
③早く通読する
1周目に教科書を読むときは軽く読むだけでOKです。
各章の問題演習も半分くらいできればすぐに次に進みましょう。
完璧主義になってしまうとなかなか次に進むことができないのでストレスになってしまいます。
③の「早く通読する」をなるべく早く終わらせて、試験の全体像を早めにつかみましょう。
みんなが欲しかった!FP3級の問題集

わたしはみんなが欲しかったシリーズの問題集を使いました。
この問題集は本番とほぼ同じ問題が多く出ていたので、問題集をやれば高得点間違いないです。
ある程度問題に慣れてきたら過去問をやりましょう。
FP3級は過去問と同じ問題がたくさん出ます。
過去問道場という素晴らしいサイトがあるので、活用するといいでしょう。
①教科書読む
②教科書の問題を解く
③問題集(過去問道場)を繰り返す
④わからないところは教科書で確認
という流れで勉強すれば合格まちがいなしです。
問題集のきんざいの実技の問題はかなり難しいです。
FP協会で受験の方は飛ばしてしまっても合格点はとれます。
FP3級の勉強で苦労したこと
FP3級の勉強で一番苦労したことは計算問題です。
終価係数や年金現価係数などの6つの係数やその他の計算問題には苦労させられました。
正直、合格点は60%と低めなので、やらなくても合格はできると思います。
また、計算問題も出るパターンがある程度決まっているので、最初はつらいですが、何度もやっていると「またこのパターンか」となります。
高得点を目指す場合は何度も繰り返しやりましょう。
試験当日
ここからは試験当日についてお話します。
試験会場は同じ県内でしたが、家から片道1時間30分くらいかかるところでした。遠い…
学科の試験は10:00-12:00 (120分)、午後は13:30-14:30 (60分)です。
午前の学科の試験は試験開始後60分後から退出可能です、午後は途中退出NGです。
学科試験(午前)
学科試験は120分もあります。しかし、実際に120分も使っている人は受験生の10分の1もいませんでした。
前述したとおり試験開始後60分後から退出可能です。この時点で多くの受験生が退出します。
わたしは過去問でも30分くらいで終わっていたので、見直しも含めてすべて2回解きました。
時間が足りないことはないでしょう。
また、過去問の使いまわしがたくさんあるので時間はあまりかかりません。
学科試験と実技試験のお昼休憩
学科の試験は10:00-12:00 (120分)、午後は13:30-14:30 (60分)です。
学科の試験を11:00に途中退出したとすると午後の試験13:30まで2時間30分もあります。長い…。
とてもお昼休憩は長いので、事前にお昼休みをとる場所を調べておきましょう。
わたしの試験会場では座る場所が少なく、多くの人が地面に座って時間をつぶしていました。
わたしは事前に調べておいたカフェにダッシュして、午後の試験に向けて復習していました。
午前の試験で出た問題に関連した問題も午後で出ます。
なので、午前でわからなかった問題の復習はしっかりとやりましょう。
実技試験(午後)
午後は途中退出NGなので、ゆっくりと問題を解きました。
午前と同様2周する余裕があったので、焦らず解きました。
学科試験に比べて計算問題が多いです。
計算問題は苦手意識がある人は多いです。
しかし、実技試験も学科と同じように出るポイントが決まっているので、愚直に同じ問題集をやりましょう。
試験結果
学科52/60(86.7%) 36/60で合格
実技20/20(満点!!) 12/20で合格
無事、合格することができました。実技満点はうれしい ^^
実技は3日前に過去問を解いて 13/20 でした。
満点をとるほどの実力はありませんでしたが、最後まであきらめず勉強を続けてよかったです。
合格後にもう一度お金の勉強をしよう

合格後にもう一度お金の勉強をしましょう。
FP3級は体系的にお金の知識を得ることができることだけで、実生活でどう活かせばいいかはわかりません。
FP3級の勉強をする前と後に、お金の大学を読み直してみると、内容の入り方が全然違います。
せっかく勉強した知識が忘れないうちに、実践に移して知識を知恵にしましょう。
◆まとめ
1発でFP3級に合格することができました。勉強の方法としては以下の通りです。
① 教科書より問題集を何度もやる
② 過去問道場をやる
③ 勉強時間は50時間
みなさまが合格できることを祈っています!!