【英検2級】知らないと損!ライティングの採点基準と英作文対策

・2級のライティングの採点基準が知りたい
・2級の英作文の対策を知りたい

エイケンくん

2級の採点基準が知りたい!

いつき先生

実は英検協会も公開してるよ!

意外と知られていませんが、英検協会の公式サイトでもライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)は公開されています。

しかし、公式サイトの説明はややわかりにくいので、今回は具体例を入れながら解説します。

Profile

いつき先生

▼資格
・英検1級
・中学校教諭一種免許状
・高等学校教諭一種免許状

▼英語の指導歴10年
・高校教員7年
・塾講師3年

記事を書いているわたしは、英語の教員として約10年ほど。

1級の一次試験には3回合格しており、リーディング、リスニング、ライティングすべて80%以上で合格

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ライティングの採点基準は4つ

英検2級のライティングの採点基準は①内容②構成③語彙④文法の4つです。

各4点満点で合計16点です。

全体的に採点が甘い

英検のライティングの採点は全体的に「甘い」と言われています。

もちろん、油断は禁物ですが、難しく書こうとする必要はありません。

要点をつかめば、だれでも高得点をとることができます。

観点①内容:具体例を入れよう

それではまず、「内容」について見ていきましょう。

観点1: 内容
課題で求められている内容が含まれているかどうか

「内容」はその文字通り、課題で問われていることが書けているかどうかが問われています。

AとBどっちが正しい?
What city do you want to live in?
A:I want to live in Japan.
B:I want to live in Yokohama.

文法はどちらも問題ありません。答えは、Bが正解で、Aは間違いです。

“city”が聞かれているのに、国を答えたAが間違いです。このように、問に答えられていないものは4つの観点すべて0点になってしまいます。

つまり、ライティング0点です。

アドバイス
自分の意見と合わせて、その理由を明確にする
~略~ 具体的な例なども書く

「自分の意見+具体例」を書きましょう。具体例を付け加えることで、自分の意見が伝わりやすくなります。

英検協会の公式HPにも、理由を書くときは、具体的な例や説明を加える必要があると書いてあります。

テンプレ
I think ~.
First, ~. For example, ~.
Second, ~. For instance, ~.
Therefore, ~.

本番で具体例を書き忘れてしまいそうな人は、テンプレを使いましょう。

For example, をつかえば、自然と「抽象→具体」の流れになり、英語らしい文章を書くことができます。

日ごろから同じように書く練習をしていると、ミスも減るので、積極的に使いましょう。

観点②構成:テンプレを使おう

観点2:構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

「抽象→具体」の流れで文章を書きましょう。英作文では先に抽象的なことを書いて、そのあとに補足説明をするのが自然な流れとなります。

アドバイス
伝えたい情報の流れや展開を示す表現を使う

伝えたい情報の流れや展開を示す表現を効果的に使いましょう。

例えば、First, Second, Therefore, For example, For instance, がそれにあたります。

テンプレ
I think ~.
First, ~. For example, ~.
Second, ~. For instance, ~.
Therefore, ~.

テンプレを使えば、自然と伝えたい情報の流れや展開が分かりやすくなります。

ちなみに、I think ~. First, ~. Second, ~. Therefore, ~. はこれらの表現は、最新の過去問3回分の模範解答で必ず使われている表現です。

For example, も3回中2回使われています。

観点③語彙:言い換えよう

観点3:語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか

単語を正しく使えているかどうかが採点されます。

アドバイス
同じ語彙や表現の繰り返しにならないようにする

同じ語彙や表現を何度もつかってはいけません。

✕ 語彙力が高い=難しい単語を使える
〇 語彙力が高い=いろいろな表現を使える

難しい単語を使おうとすると、使い方(語法)を間違ってしまうことが多いです。

なので、難しい単語を使うのではなく、「言い換える力」が大切です。

・Because of = Due to
・For example, = For instance,
・do not have to do = need not do

同じ単語を使ったら減点になるという訳ではありません。「同じ語彙の使いすぎ」に注意してくださいね。

観点④文法:同じ文法NG

観点4: 文法
文構造のバリエーションを正しく使えているか

観点④は文法です。簡単に言えば、時制などの文法を正しく使いましょうということです。

アドバイス
同じような形の文の繰り返しにならないようにする

同じ文法ばかり使ってはいけないということです。

わたしの生徒さんは、It is 形 for 人 to do 構文や The number of people ~ is increasing. を連発する人が多いです。

同じ文法を使いすぎたら、表現の豊かさがないということで減点対象です。

It is 形容詞 for 人 to do 構文
It is important for students to use the internet.
動名詞 is 形容詞
Using the internet is essential for students.
※ internet は2016年から小文字でOKです

このように書き換えてあげると、文法のバリエーションを増やすことができます。

主語 can ~.
Students can get a lot of information on the internet.
モノ allow 人 to do ~.
The internet allows students to get a lot of information.


この書き換えも慣れれば書きやすいのでオススメです。

まとめ

観点1:内容
 具体的な例を書く
観点2:構成
 テンプレを覚える
観点3:語彙
 言い換える
観点4:文法
 同じ文法を使わない

さいごまでご覧いただきありがとうございます。この記事は約10年間英検のライティングの過去問を研究したことをまとめたものです。

細かい採点基準は公表されていないませんが、参考になれば幸いです。

こちらの記事も、ぜひ読んでくださいね。

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この記事を書いた人

現在は英検1級~2級の対策を中心に情報発信しています。

▼英語の指導歴10年
・高校の教員7年
・塾講師中学・高校3年

▼資格
・英検1級
・中学校教諭一種免許状
・高等学校教諭一種免許状

▼2024年の目標
・2024年リニューアルの英検1級に合格
・ケンブリッジ英検CAE合格
・eigofulを広める
→現在1万pv/月(2024年2月)

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