この記事を読めば、2024年度からリニューアルされる英検について理解することができます。
いつき先生
大きな変更点は3つ
大きな変更点は3つです。
①ライティングの問題追加
②リーディングの問題数削減
③試験時間の変更
1つずつ見ていきましょう。
ライティング問題の追加
ライティング問題が1問から2問に増えます。
1級~2級までは要約問題、準2~3級はEメール問題が追加されます。
今まで英検は「ライティングゲー」と言われるほどライティングの採点が甘く、ライティングの点数で合否が左右される状態が続いていました。
要約問題は高い英語力が必要です。英文で書かれた内容を把握するリーディング力と、本文で書かれた内容を言い換えるライティング力の2つが求められるからです。
今回の改定で、ライティングが難化するといって差し支えないでしょう。
リーディングの問題数が削減
リーディングの問題の数が削減されます。
3級は試験時間が15分増えるため、リーディング問題の変更はなしです。
語彙問題と長文問題がそれぞれどのくらい削減されるかについてはまだ公表されていません。
要約問題は15~20分で解くと考えると、語彙問題が10問(5分)、長文1題(10~15分)なくなるのが自然だと思います。
こちらは私の予想です↓
2016年以前は語彙問題1点、長文問題2点でした。しかし今は語彙も長文も同じ1点配点でバランスが悪いです。
そのため、語彙と長文の問題数を近づけるのではないかと予測しています。
試験時間の変更
ライティング問題の増加と、リーディングの問題削減により試験時間が一部変更となります。
3級の試験が15分増加はかなり大きい変更点ですね。
受験する層は小学生~中学生がメインなので、負担が増えそうです。
スピーキングの変更(ほぼ変化なし)
準1級のみ変更されます。
今までは質問のみでしたが、話題導入文が1文追加されます。
質問を聞く前に一般論を言ってくれるので、質問も聞き取りやすくなるので、易化になります。
リスニングは変更なし
リスニングは変更ありません。
今回の変更は英語力向上に役立つ!
2024年度リニューアルで英検の難易度は難化します。しかし、英検を勉強することで英語力の育成に今までよりも一層貢献することは間違いありません。
今まで英検のライティング対策は「テンプレ暗記」ばかりで、英語力がない人でもいい点数が取れてしまうものでした。
しかし、今回の変更でテンプレだけでは対応しづらい問題が増えることは、本当の意味で英語力を鍛えるのに適しているでしょう。
試験に突破するだけの表面的な英語力よりも、より高度な英語力が求められるようになったという点で、今回の改定は素晴らしいと思います。
まとめ
①ライティングの問題追加
②リーディングの問題数削減
③試験時間の変更
2024年の英検リニューアルについて解説しました。
9月に料金についてなど追加発表があります。
アンテナを常に立てておきましょう。
参照:https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf
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