【英検難化】要約は15分で解く!!英検2024年リニューアル

・英検2024年のリニューアルの概要
・ライティング難化:要約問題とEメール問題の追加
・要約問題を解く目安は15分

エイケンくん

英検のリニューアルについて知りたい!

いつき先生

要約や解く時間などを解説します!

2024年度に英検は大幅にリニューアルされます。

この記事を読めば、2024年に実施される英検がどのように変わるのかを理解することができます。

Profile

いつき先生

▼資格
・英検1級
・中学校教諭一種免許状
・高等学校教諭一種免許状

▼英語の指導歴10年
・高校教員7年
・塾講師3年

もくじ

最初にまとめ

大きな3つの変更点

①要約問題あるいはEメール問題が追加
②追加された問題は15分で解く
③時間が足りない受験生が増える

2024年度からライティングが難化します。

いままでのライティングは、英語力ががなくてもテンプレを丸暗記で乗り越えることができました。

しかし、ライティング問題が追加されることで、ライティングで高得点を取ることが難しくなります。

また、1級から2級まで試験時間の変更がなく、約15分くらい分の問題が削除されます。

そのため要約問題やEメール問題をやる時間はおよそ15分くらいです。

今までは英検で「時間が足りない」という人は多くありませんでしたが、時間が足りなくなる受験生がふえるでしょう。

英検1級の変更について

英検1級の変更点は以下の3つです。

・英語要約問題の追加 (90-110語)
・単語21問→18問へ
・長文1問削除

試験時間は変わりません。

単語は1問30秒、長文は1題12分くらいで解くのが目安でした。

そのため、要約問題のために約13分ほどの問題が削除されました。

これは英検協会が発表した要約問題の例題です。309語の英語で書かれた英文を90-110語に要約しなければいけません。

1級の問題は時間的に余裕がありました。

しかし、要約問題が追加されたことで「時間が足りない」という声は今までよりも多くなるでしょう。

大学入試の共通テストやTOEICのように、処理速度が求められるよう時代になりました。

準1級の変更について

準1級の変更点は以下の3つです。

・英語要約問題の追加 (60-70語)
・単語21問→14問へ
・長文1問削除

試験時間は変わりません。

単語は1問30秒、長文は1題12分くらいで解くのが目安でした。

そのため、要約問題のために約15分ほどの問題が削除されました。

また、今まで語彙問題と読解問題の比率は25:16と語彙問題の比重がかなり高かったです。
※配点は同じ

しかし、2024年度のリニューアルから語彙問題と読解問題の比率は18:13となるため、読解問題の比重が上がります

189語の英語で書かれた英文を60-70語に要約しなければいけません。

これを15分でやるというのはなかなか難しいでしょう。

今までは120-150語の英作文に時間を35分使っても大丈夫でした。

しかし、今後は時間配分についてよく考える必要がありそうです。

【英検準1級リニューアル】要約のコツと絶対マネすべきテンプレート

2級の変更について

2級の変更点は以下の3つです。

・英語要約問題の追加 (45-55語)
・文法問題→0問へ
・長文1題削除

試験時間は変わりません。

文法問題がなくなります。そもそも文法を書いたり話したりするためにあるので、要約で文法力をみるということでしょう。

また、文法は1問30秒、長文は1題12分くらいで解くのが目安でした。

そのため、要約問題のために約15分ほどの問題が削除されました。

154語の英語で書かれた英文を45~55語に要約しなければいけません。

これを15分でやる必要があります。

こちらはある程度訓練すれば約50語で要約を書くというのは難しくないでしょう。

【英検2級リニューアル】要約のコツと絶対マネすべきテンプレート

準2級の変更について

準2級の変更点は以下の4つです。

・試験時間 5 分追加
・Eメール問題 (40-50語) 追加
・熟語7問・文法3問→合計5問へ
・空所補充問題の長文1問削除

試験時間が5分延長されました。

これまでの試験では、熟語問題が7問、文法問題が3問出題されていましたが、今後は熟語問題が3問、文法問題が2問になると思われます。

文法問題には1問あたり30秒、空所補充問題には1問あたり約8分を目安に解くのが一般的でした。

この変更により、Eメール問題のために約10分の時間が削減されました。

試験時間が5分延長されたことを考慮すると、Eメール問題は15分で解くべきだと思われます。

これを15分でやる必要があります。

こちらの問題の模範解答がまだ発表されていないので、詳しいことはまだわかりません。

今は中学3年生が高校受験の加点目的で英検準2級を取ることも珍しくない時代になりました。

ライティング問題がふえるということは中学生にとって負担であることは間違いありません。

3級の変更について

3級の変更点は以下の3つです。

・試験時間 15 分追加
・Eメール問題 (15-25語) 追加
・問題形式に変化なし

試験時間は15分も増えました。今回の変更で一番大きい変化です。

問題形式はEメール問題追加以外何もありません。

必然的にEメール問題は15分で解くことが目安になります。

基本的な英語力が試される問題です。

5W1Hに対する応答方法を練習すれば高得点をねらえるでしょう。

まとめ

大きな3つの変更点

①要約問題あるいはEメール問題が追加
②追加された問題は15分で解く
③時間が足りない受験生が増える

受験生にとっては大きな変化となります。

しかし、英語力を身につけるという観点ではいい変更です。

今までのライティングはテンプレだけでのりこえることができましたが、本当の力が試されるようになったからです。

インプットだけの学習ではなく、日ごろからアウトプットを心がけましょう!

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この記事を書いた人

現在は英検1級~2級の対策を中心に情報発信しています。

▼英語の指導歴10年
・高校の教員7年
・塾講師中学・高校3年

▼資格
・英検1級
・中学校教諭一種免許状
・高等学校教諭一種免許状

▼2024年の目標
・2024年リニューアルの英検1級に合格
・ケンブリッジ英検CAE合格
・eigofulを広める
→現在1万pv/月(2024年2月)

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