・準1級の単語レベルは?
・おすすめ単語帳が知りたい!
という質問をよく受けます。
「やる順番」と「やり方」を間違えなければ、英検準1級に一発合格することは可能です。
しかし、やみくもに勉強して不合格になってしまいます。
わたしも準1級は単語レベルが大学受験と桁違いなので苦労しました。
今回は、現役で高校生に英検指導をしているわたしが、英検準1級に合格する実践的な方法をお伝えします。
① 大学受験レベルの単語を覚える
② 準1級レベルの単語を覚える
③ 過去問をやる
・英検準1級にどうしても合格したい!
という方はぜひ最後まで読んでいってください。
もくじ
準1級の単語レベルは7,500語

・準1級はどのくらい難しいの?
準1級は東大よりも難しい試験です。
もちろん、大学入試と準1級は、問題形式が違うため単純比較できません。
しかし、語彙の難しさという観点で言えば、完全に東大より難しいです。
英検準1級の単語レベルは7,500語と言われています。
大学受験の共通試験(昔のセンター試験)レベルでは4,000語、東大は5,000語必要と言われています。
その量をはるかに凌駕する準1級、この語彙数だけで難しさがわかると思います。
合格の近道は「最短ルート」を知ること

・準1級に合格するための近道はあるの?
準1級に合格する近道は「最短ルート」を知ることです。
① 大学受験レベルの単語を覚える
② 準1級レベルの単語を覚える
③ 過去問をやる
多くの人が「①大学受験レベルの単語を覚える」を飛ばして「②準1級レベルの単語を覚える」をやっています。
しかし、大学受験レベルの単語があやふやの状態で、準1級レベルの単語をやっても効果は薄いです。
何事も基礎が大切です。準1級に合格するためには、大学受験レベルの基礎単語が必要なのです。
まずは、大学受験レベルの単語をマスターして、基礎を固めましょう。
大学受験レベルのおすすめ単語帳

基本的に大学受験レベルの単語帳であればどれを使ってもOKです。
高校生の方は学校で配布されている単語帳をやりましょう。準1級も合格できて、学校の成績もアップするのでおすすめです。
大学生以上のかたは、大学受験で使った単語帳を使いましょう。
新たな気持ちでスタートしたい人はこちらの参考書がおすすめです。

英検2級 でる順パス単
英検といえば「パス単」といっても過言ではありません。
レイアウトはオーソドックスで、左側に英単語と意味、右側に例文の構成です。
2021年に改訂されて、最新の傾向にあった一冊となっています。
英検2級 文で覚える単熟語
長文を読みながら英単語を覚えるタイプの単語帳です。
パス単だと単調になりがちな単語の暗記を、文章を読みながら覚えることができます。
個人的にパス単よりも文単派です。
ターゲット1900
大学受験用の参考書でもっとも有名な単語帳のひとつです。
レイアウトはパス単と同じような構成になっています。
語彙数は基礎単語から難関大に合格することができる単語までそろっています。
速読英単語 必修編
個人的に一番おすすめの単語帳です。
文単と同じような構成で、長文を読みながら単語を覚えていく形式です。
文単よりも解説が詳しく、文構造が難しいところの解説があるところがおすすめポイントです。
昔は音声が有料でしたが、この7訂版から無料になりました。うれしいですね。
英検準1級レベルのおすすめ単語帳


英検準1級 でる順パス単
英検準1級と言ったらこの単語帳といっても過言ではない!受験会場に行ったらみんな持っています。
みんなと一緒が良いという人はパス単です。
構成は左に単語と意味、右に例文といったオーソドックスな構成です。
Amazon レビューを見ると「4訂版より簡単になりすぎ」という低評価があります。
しかし、過去問をやればわかると思いますが、パス単をA ~ Cレベルまでしっかりやれば、合格点は十分にとることができます。
最新の英検のデータを研究して改訂されているので、単語帳として問題ありません。
英検準1級 単熟語EX
パス単とほぼ構成は一緒です。
収録語数がパス単よりも500多いですが、基礎単語が多いため、難易度的にはパス単とほぼ同じです。
パス単よりも例文が短いので、例文を読みながら単語を覚える人は、時短になります。
例文を使って覚えたいという人は、パス単よりもこちらがオススメです。
英検準1級 文で覚える単熟語
長文を読みながら、単語を覚えていく構成の単語帳です。
収録語彙数は1570とパス単より少なめです。しかも、かなり簡単な単語も多く見出し語に載っているので、準1級レベルの単語は1000くらいしかありません。
この1冊だけで語彙問題に立ち向かうのは難しいです。
しかし、リーディング対策やリスニング対策には素晴らしい教材です。
なので、語彙対策の単語帳としてはオススメできませんが、リーディング・リスニング対策と考えて単語帳を使うことをオススメします。
キクタン英検準1級
他の単語帳に比べてかなり収録語彙数が少ないので、あまりおすすめできません。
大学受験からキクタンを使っていた人や、パス単で挫折経験がある人にオススメです。
この単語帳だけでは語彙問題の対策が難しいので、+α やる必要があります。
英検準1級 おすすめ過去問


英検準1級のおすすめ過去問を紹介します。
準1級レベルの単語帳を1~2周したら過去問をやりましょう。
単語帳を完璧にしたら過去問をやる
というひとが多いのですが、結局いろいろと間に合わなくなる人が多いです。
単語帳を50%弱覚えたら、過去問をやりましょう。
英検準1級 過去6回全問題集 旺文社
一番オーソドックスな過去問です。パス単と同じ旺文社出版です。
内容は可も不可もなく。しかし、ほとんど選択肢がないのが現状です。
迷ったらこれにしましょう。多くの人はこの過去問を買っています。
英検準1級過去問集 英検赤本シリーズ
英検準1級の問題集の中では1番多い9回分の過去問が収録されています。
執筆者はドラゴン桜の英語の講師のモデルにもなった竹岡広信先生です。
過去問をたくさんやりたい人におすすめの1冊です。
語彙問題対策のおすすめ参考書


語彙問題はリーディングで25/41を占める重要なパートです。
読解問題の方が配点が高いと思っている人がいますが、同じ配点です。
語彙が25、長文が16なので、語彙対策が大切なのは言うまでもありません。
英検準1級 語彙問題完全制覇 japantimes
レイアウトも見やすく、取り組みやすいです。
問題は600問と豊富にあるので、これをきちんとやれば20/25は間違いないです!
英検準1級 単語・語彙問題 旺文社
解説は旺文社から出ている過去問とほぼ同じ形式です。
問題が500問と、全体的にJapantimesから出ているものに劣る印象です。
まとめ


① 大学受験レベルの単語を覚える
② 準1級レベルの単語を覚える
③ 過去問をやる
準1級に合格するためには、まず大学受験レベルの基礎単語を覚えましょう。
それから、準1級レベルの単語と過去問を併行してやっていけば、合格間違いなしです!
みなさんの合格に貢献できたら幸いです。
ではでは。