・英検1級のオススメ参考書が知りたい。
英検1級の勉強法とオススメ参考書がわかる記事です。
もくじ
0.勉強の流れ

1.【基礎】英検準1級レベルの単語を覚える

英検1級の勉強で一番大切なことは、準1級レベルの単語を復習することです。
英検の語彙レベルを比較するとこのようになります。
準1級 < 1級 (長文) <<<<< 1級 (語彙)
1級の語彙問題のレベルはかなり難しいものが多く、準1級の語彙問題を20/25以上で解けた人でも、「選択肢すべて知らない」ということは少なくありません。
1級の単語帳をやり始める前に、準1級の単語帳を完璧にしましょう。
「1級は準1級の単語が基礎」という事実を忘れてはいけません。
2級から準1級の壁も高かったと思います。
しかし、準1級から1級への壁は5級から準1級くらいレベルが違います。
1級合格には基礎を固めるのが必須です。
まずは基礎を固めましょう!
準1級 文で覚える単熟語 4訂版
文単はパス単と違い、長文の中で単語を覚えるコンセプトの単語帳です。
長文やリスニングのトレーニングをすることができるので、1級の難しい長文を読む前のウォーミングアップに最適です。
収録語彙数は1,570語と少なめですが、「復習」を目的とするのであれば問題ないでしょう。
単熟語EX ジャパンタイムズ 第2版
2023年の3月30日に改訂されました。語彙数はパス単の1900語よりも多い2400語となっています。
パス単の語彙選定は、長文やリスニング全体から行われました。
一方で、単熟語EXの語彙選定は、語彙問題を中心に行われました。
そのため、単熟語EXはパス単よりも難しい単語が多いです。
Amazon のレビューでも「パス単5訂版は簡単すぎ」という声が多いので、パス単では心配という方にオススメです。
レイアウトはシンプルで、重要度順に単語・意味・例文がのっています。パス単との違いは例文が少し短いという点です。
今回は準1級を復習するという意味合いが強いので、2,400語を復習するのは大変すぎるという点で、おすすめ度を少し下げました。
準1級 でる順パス単 5訂版
英検のなかで一番有名な単語帳です。
レイアウトもオーソドックスで、みんなに愛されている参考書の1つです。
2021年に改訂され、1分間確認テストなども付き、以前よりも使いやすくなりました。
5訂版は4訂版よりも簡単になったというAmazonレビューが目立ちますが、復習が目的ならあまり気にする必要はないと思います。
2.【語彙】1級レベルの単語帳(語彙ガチ勢向け)

1級のリスニング問題で、高得点が難しい人向けの単語帳です。
個人的にオススメ順は「単熟語EX > パス単」です。
出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX
EXはパス単よりも語彙の収録数が550も多い単語帳です。
パス単に比べて見出し語の例文が短いため、例文は易しめです。
私は例文を読みながら単語の意味を覚えていくタイプなので、パス単よりも単熟語EX派です。
パス単は英検1級の長文やリスニング全体を分析しているのに対し、単熟語EXは大問1を重点的に分析しているので、大問1を極めたい人にオススメです。
英検1級 でる順パス単 5訂版
パス単は収録数は2400語です。単語が2100語、熟語は300収録されています。
単語帳のレイアウトはオーソドックスで、万人向けです。
5訂版は4訂版に比べて簡単になったため、Amazonのレビューでネガティブなものが多いです。
しかし、レイアウトの見やすさなどから、今後も人気な参考書の1つになるのは間違いないでしょう。
3.【語彙】1級レベルの単語帳(リスニングで稼ぐ人向け)

こちらはリスニングで高得点を取れそうな人向けの単語帳です。
リーディング・リスニング・ライティングの配点はそれぞれ 1/3 ずつなので、L・W で80%取れるのであれば、あえて語彙問題を省エネで済ませるという方法もありです。
でる単語だけ大特訓 英検1級TOP800
植田一三さんの本はレイアウトが微妙なことで有名ですが、この本のレイアウトは見やすいです。
単語数は800、熟語は300の合計1100語と収録語彙数が抑えられているのが特徴です。
収録数が約1,000語とほかの単語帳に比べて大幅に少ないです。
リスニングで逃げ切り作戦の人や、他の参考書で挫折経験がある人はこちらがオススメです。
キクタン英検1級
キクタンシリーズです。
今までキクタンを使ってきた人にオススメです。
単熟語EXやパス単に比べて収録数が半分というのが逆にいい点です。
英検1級の単語学習で挫折経験のある人にオススメです。
4.【演習】過去問と文単1級をやる

2023年 英検1級 過去6回全問題集
1級の過去問はこれしかありません。買いましょう!
単語帳を1周やったら早めに1回分やってみましょう。
まだ全然解けなくても大丈夫!
単語帳で覚えた単語や熟語が長文やリスニングで出てくると、長期記憶につながります。
過去問をやることで自分の足りない部分がわかってくるので、早めに過去問をやりましょう。
過去問をやる前に英検1級の勉強方法を調べるよりも、まずは過去問をやってみてから自分の頭で勉強方法を考えてみることが大切です。
英検1級 文で覚える単熟語 4訂版
通称「文単」です。他の単語帳とちがい、長文の中で単語を覚えていくコンセプトの単語帳です。
私はこの単語帳をリスニング・リーディング対策で使うことをオススメしています。長文や音声は英検の過去問から引用されていることが多いので、本番力を養うことも可能です。
単語帳としては見出し語が1580語と少ないため、単語帳としては頼りないですが、語彙問題以外の対策向けの参考書です。
5.【+α】ニガテ分野の対策
過去問を複数回やってみて、自分が苦手だなーと感じる参考書だけ買いましょう。
受験勉強や資格勉強は参考書をなるべく少ないするのが吉です。
復習する時間がとれず、すべて中途半端になってしまうからです。
単語帳・文単・過去問をやりこんで、足りないものだけ買いましょう。
英検1級 英作文問題 完全制覇
ライティング対策はこの参考書で間違いありません。
わたしも英検1級初合格のときにこの参考書を使いました。
この参考書の一番いいところは、肯定と否定の両方の立場の模範解答があることです。
英検1級のライティングの参考書には、肯定しか模範解答がないものもあるので、両方の立場の模範解答があるのはうれしいです。
すべてを覚えるのは不可能なので、自分にとって使いやすいフレーズを覚えましょう。
英検1級 リスニング問題 完全制覇
参考書の最初にリスニングの勉強の仕方や問題の解き方が丁寧に書かれています。
リスニングの勉強法がわからないという人におススメです。
オリジナル問題も載っているので、過去問をすべてやってしまった人におすすめです。
英検1級 語彙問題 完全制覇
英検1級のリーディングの配点は語彙問題とリーディング問題で変わりません。
語彙問題は25問、リーディング問題は16問なので、リーディングで高得点を狙いたい場合は語彙問題対策は必須です。
ある程度単語が仕上がってきたと感じたら問題演習のために、この参考書をやってみてもいいでしょう。
品詞別になっているので、名詞が覚えられない人は名詞だけやるというのも手だと思います。
英検1級リーディング問題 完全制覇
英検1級で有名な植田一三さんのリーディング本です。
Amazon のレビューでもありますが、本番よりやや難しめです。
過去問6回分で足りない人が取り組みましょう。
6.まとめ

私がもう一度1級を受験するならこの参考書で受験します。
文単準1級で単語の復習をする。
文単1級でリーディングとリスニングの勉強をする。
メインの単語帳として使う。
過去問はこれしかない。
英作文はこの参考書を使う。
以上です。
みなさんの英検1級の力になれればうれしいです!
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