英検準1級リスニングが苦手な人向けの勉強法とおすすめ参考書

この記事はこんな疑問を解決します
・準1級の過去問正答率50%以下の人。
・準1級のオススメ参考書が知りたい。
・準1級のリスニング勉強法が知りたい。

準1級を受験する人によくある悩みですが、準1級のリスニングは誰でも80%以上取ることができます。

この記事では、リスニングが苦手な人でも高得点を取れる方法を紹介します。

この方法で私が担当している高校生は毎年10名以上準1級を取得しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

0. 最初にまとめ

この記事の流れ

1.2級の過去問で80%以上正答率目指して基礎を固める

 →正答率79%以下なら「文単2級」で復習する
2.準1級の過去問と「文単準1級」で実力をつける
3.+α 問題演習をして高得点をねらう
4.+α オンライン英会話で実践的なスピーキングとリスニング練習をする
5.まとめ

1.2級の過去問をやってみる

まず最初にやらなければならないことは、自分の実力を把握することです。

まずは2級の過去問にチャレンジしてみましょう。

英検のレベルを段階的に考えると、

3級 < 準2級 << 2級 <<<<<<<<<< 準1級

というように、準1級へ進むには2級の基礎力が不可欠です。

まずは2級の過去問に取り組み、正答率80%以上(24/30問)を目指しましょう。

正答率が80%未満の場合、文単2級を使ってリスニング力を磨きます。

ある研究で、リスニング力を上げるためには難しい英語をたくさん聞くよりも、自分が90%以上理解できるリスニングをたくさんした方が効果があると報告されています。

「準1級の対策なのに2級の参考書を使いたくない!」

と思うかもしれませんが、半分以上聞き取ることができないリスニングをしても時間のムダです。

「遠回りかもしれない」と感じるかもしれませんが、基礎の徹底と地道な努力が不可欠です。

リスニングに苦手意識がある人は是非2級からやりましょう。

英検2級 文で覚える単熟語

収録語彙数:約1470
 (4.5)
長文10×9テーマ
 (5)
2022年出版 4訂版
 (5)
おすすめ度
 (5)

文単の使い方を解説します。2級も準1級も共通です。

まず、1つのセットを30分でやってみてください。

文単の使い方(2級・準1級共通)

文単の使い方(2級・準1級共通)

① 何も見ずに2~3回音声を聞く。
② 精読する。わからない単語や構文をメモ。聞き逃した単語もチェック!
③ 音読してみて、CDよりも早く読めるようにする。
④ シャドーイングをする。
⑤ 再び何も見ずに音声だけを聞いてみましょう。

最初に耳から入るのがポイントです。

精読した後に音声を聞いてもあまり効果はありません。

精読するときは自分のわからない単語や構文を確認します。

また、音読するスピードよりも早い英語は聞き取れないと言われているので、CDよりも早く音読できるようのがポイントです。

単にスピードだけを上げるのではなく、発音・イントネーションも音声を聞いてまねるようにしてくださいね。

シャドーイングは通訳をされている方も毎日やっているトレーニングなのでうまく取り入れていきましょう。

どれを何回やるかはその人の実力によって違います

1セット30分以上かかってしまう場合は、理解度70%でも構わないので次に進んで2周目で精度を上げる意識でやりましょう。

2.準1級の過去問をやってみる

2級の過去問で80%以上の正答率を達成したら、次は準1級の過去問をやってみましょう

どちらの参考書を使っても大丈夫です。資格試験では過去問をやることは大切です。

なぜなら過去問を解くことで、自分の課題や弱点が明確になり、効果的な学習計画が立てることができるからです。

過去問と文単準1級を2周することで、リスニング力を十分に向上させることが可能です。

準1級 文で覚える単熟語 4訂版

収録語彙数 1570語
 (4.5)
レイアウト
 (5)
2022年出版
 (5)
おすすめ度
 (5)

文単の使い方(2級・準1級共通)

文単の使い方(2級・準1級共通)

① 何も見ずに2~3回音声を聞く。
② 精読する。わからない単語や構文をメモ。聞き逃した単語もチェック!
③ 音読してみて、CDよりも早く読めるようにする。
④ シャドーイングをする。
⑤ 再び何も見ずに音声だけを聞いてみましょう。

文単は準1級のリスニングの頻出のテーマが盛りだくさんです。

単純な単語帳としてみると語彙数が物足りないかもしれませんが、リーディングやリスニング対策においては非常に有効です。

準1級の文単は1セット40分以内で終わらせるようにしましょう

40分以上かかりそうな場合は、2周目に精度を上げるつもりで早く参考書を1周終わらせること優先しましょう。

2周目にやるときは基礎力も向上しているので、30分前後でできるようになっています。

3.+α 問題演習をして高得点をねらう

これから紹介する問題演習は必須ではありませんが、リスニングで高得点を狙いたい方向けの参考書です。

最短合格!英検準1級リスニング問題完全制覇

160問のオリジナル問題
 (4.5)
レイアウト〇
 (4.5)
2019年出版
 (5)
おすすめ度
 (4.5)

この参考書には、リスニングの勉強方法や問題の解き方の手順が詳しく説明されています。

リスニングの勉強法が分からない方に特におすすめです。

また、オリジナルの問題も含まれているので、過去問をすべて解いてしまった方にもぴったりです。

リスニングスキルの向上に役立つこと間違いなしです!

英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版

92問+模擬テスト29×2回分
 (4)
レイアウト△
 (3.5)
2018年出版
 (4.5)
おすすめ度
 (4)

こちらの参考書もオリジナル問題が多数収録されています。

本の序盤にリスニングの傾向や取り組み方について解説されています。

個人的にややレイアウトが見にくいなと感じました。

4.+α オンライン英会話で実践的なスピーキングとリスニング練習をする

オンライン英会話は準1級合格に必須ではありません。

しかし、実際にはオンライン英会話は大きな助けとなることが多いです。

以前はオンライン英会話を始めるためには、Skypeの設定やマイクの用意など手間がかかりましたが、今はスマートフォンがあれば簡単に始められ、料金も手ごろです。

再受験するよりもコストが安く、自分のスケジュールに合わせて受講できる点が魅力です。

ネイティブキャンプ (NativeCamp)

私が一番オススメするのはネイティブキャンプです。

オンライン英会話を利用する目的は、スピーキング力をアップさせることでリスニング力をアップさせることができるからです。

聞き取れなかった英語はそもそも話すことができない英語の場合がほとんどです。

逆に言えば アウトプット(スピーキング) できればインプット(リスニング)することができます

準1級を受験する人でも圧倒的にアウトプットの量が足りていない人が多いです。

英語は今まで1000時間くらい勉強してきたけど、そのうちスピーキングの勉強は1/100にも満たない人が多いと思います。

理想の語学の勉強はアウトプット3割に対してインプット7割が一番効率が良いと言われています。

独り言英会話でブツブツ一人でスピーキング練習をしても同様の効果が得られます。

ただ、独り言英会話だけだとモチベーションが続かない人は、オンライン英会話をぜひ利用してみてください。

7日間の無料トライアルを活用してフリートークを行うことで、本番のスピーキング力を劇的に向上させることができます

Native Campを通じて、自信を持った英語力を身につけてみてください。

学研のオンライン英会話 kimini


最近注目されている学研のkiminiオンライン英会話です。

無料体験期間は通常10日間ですが、時には30日間もあり、英検対策には絶好の機会です。

英検の対策講座は2級まで提供されており、準1級には対応していませんが、主にフリートークを通じて英語スピーキングの練習ができます。

日本人の英語学習者は毎日勉強をしているにも関わらず、実際に英語でコミュニケーションをとる機会が少ないことがあります。

このような場合、わずか1週間でもフリートークで英語を話すだけで、驚くほどスピーキング力が向上することがあります。

自己学習だけでなく、実際の会話を通じて英語力を伸ばすことで、モチベーションも高まります。

オンライン英会話を通じて、楽しみながら英語スキルを向上させてみてはいかがでしょうか。

5.まとめ

この記事では、英検準1級のリスニング対策について効果的な方法を紹介しました。

私がもう一度準1級を再受験するならこの参考書を使います。

まず2級の実力を確認する。

文単で基礎力を向上させる。

準1級の問題にチャレンジする。

文単で準1級に出やすいテーマを確認しつつ、リスニング力をアップさせる。

オンライン英会話でアウトプットを増やす。

この記事はこちらで以上です。

リスニングが苦手な人の力になれたらうれしいです!

その他オススメ記事はこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です